中1理科の「火成岩の鉱物の種類と覚え方」についてまとめています。マグマが冷えかたまってできた岩石を火成岩といいますが、それは鉱物が集まってできています。そんな鉱物についてまとめています。それでは、中1理科の「火成岩の鉱物の種類と覚え方」のまとめです。
火成岩の鉱物
鉱物名 | 色 | 光沢 | 割れ方 | 硬度 |
---|---|---|---|---|
石英 | 無色 | ガラス光沢 | 不規則 | 7 |
長石 | 白 | 割れ口 | 割れやすい | 6 |
黒雲母 | 黒 | 真珠光沢 | うすくはがれやすい | 2.5 |
城雲母 | 白 | 真珠光沢 | うすくはがれやすい | 2.5 |
カクセン石 | 黒、緑かかった黒 | 弱い金属光沢 | へき開がある | 5 |
キ石 | 黒、緑かかった黒 | 弱い金属光沢 | へき開がある | 5 |
カンラン石 | 緑かかったかっ色 | ガラス光沢 | 不規則 | 6 |
※へき開…規則正しく割れること。
覚え方は、『新幹線はカリアゲ!』
- 新…深成岩
- 幹…花こう岩
- 線…閃緑岩
- は…斑レイ岩
- カ…火山岩
- リ…流紋岩
- ア…安山岩
- ゲ…玄武岩
石英
無色透明か白色で、ガラス質の鉱物。たたくと不規則に割れる。成分は、二酸化ケイ素で、風化しにくい。光にあてるとキラキラする。
長石
白色かうすい桃色で、ほとんどの岩石に含まれる。たたくと一定方向に割れる。風化しやすく、水で分解すると陶土となります。
ウンモ
結晶は、ふつう六角形の板状で、うすくはがれる物質です。
カクセン石
緑黒色で、長い柱状か針状。結晶は、ふつう細長い柱状です、
カンラン石
緑褐色で、丸みのあるガラス状の鉱物。
輝石
暗緑色で、短い柱状か短冊状。
火山灰に含まれる鉱物の観察の仕方
- 火山灰やくだいた軽石を蒸発皿に入れる。
- 水を加える。
- 親指の腹でよくこする。
- にごった水を捨てる。
- 水がにごらなくなるまで2から4を繰り返す。
- よく乾燥させてから、底に残った粒をペトリ皿に移す。
- 双眼実体顕微鏡で観察する
鉱物の色
- 無色鉱物には、石英(セキエイ)、長石(チョウセキ)。
- 有色鉱物には、黒雲母(クロウモンモ)、角閃石(カクセンセキ)、輝石(キセキ)、カンラン石、磁鉄鉱
火成岩
火成岩とは、マグマが冷えてできる岩石です。火成岩には、大きく分けて次の2種類があります。
- 深成岩…マグマが地下深くで、ゆっくり冷えてできる火成岩
- 火山岩…マグマが地表や地表付近で、急に冷えてできる火成岩
火成岩の組織
深成岩と火山岩は、冷え固まり方が異なるので、岩石のつくりに違いが見られます。
- 深成岩→等粒状組織(マグマが地下深くでゆっくり冷え固まるので、鉱物の結晶が大きく成長する。)
- 火山岩→斑状組織(マグマが地表付近で急に冷え固まるので、鉱物の結晶が成長しない。)
結晶部分の「斑晶」と、ガラス質部分の「石基」からなる。
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