中3数学「二次関数の練習問題」です。定期テスト対策として典型問題を解きましょう。基礎から標準レベルとなっています。
二次関数(中学生)の練習問題一覧
・二次関数のグラフの特徴
・二次関数の式を求めること
・二次関数のグラフ上の座標を求める
・二次関数の変域
・二次関数の変化の割合
・二次関数の利用
・いろいろな関数
から構成しています。
【対策問題】二次関数のグラフの特徴
次の問題の答えをア~ウのうちから選べ。
(1)2次関数のグラフは、aの絶対値が大きいほど、グラフの開き方は、( )なる。( )に適語を入れよ。
<選択肢>ア 小さく イ 大きく ウ 斜めに
(2)yの値がつねに0以下になる関数を選べ。
<選択肢>ア y=2x+2 イ y=2x2 ウ y=-2x2
(3)グラフが関数y=2x2のグラフとx軸について対称になる関数を選べ。
<選択肢>ア y=2x+2 イ y=2x2 ウ y=-2x2
(4)グラフの開きがy=2x2のグラフより大きい関数を選べ。
<選択肢>ア y=3x2 イ y=2x2 ウ y=-0.5x2
(5)変化の割合が一定である関数を選べ。
<選択肢>ア y=2x+2 イ y=2x2 ウ y=-2x2
(6)グラフが放物線になる関数をすべて選べ。
<選択肢>ア y=2x+2 イ y=2x2 ウ y=-2x2
(7)グラフが下に開く関数を選べ。
<選択肢>ア y=2x+2 イ y=2x2 ウ y=-2x2
(8)グラフの開きがもっとも小さいものを選べ。
<選択肢>ア y=3×2 イ y=2x2 ウ y=-0.5x2
(9)変化の割合が一定でない関数を選べ。
<選択肢>ア y=2x+2 イ y=2x2 ウ y=-2x
(10)yがxの2乗に比例している式を選べ。
<選択肢>ア y=2x+2 イ y=2x2 ウ y=-2x
■二次関数の式の特徴
- 放物線である。
- 原点を通る。
- y軸に対称である。
- a>0で上に開く、a<0で下に開く。
- aの値(絶対値)が大きくなると開きが小さくなり、aの値(絶対値)が小さくなると開きが大きくなります。
- aの絶対値が等しく符号を対にする2つの放物線は、x軸に対称となる。
解く上でのポイント
- 慣れるまでは、簡素なグラフ書いて確実に正解しましょう。特に、変域や他の関数式(比例、反比例、一次関数)との比較問題など。
- 出題形式や問い方も様々あるので、よく出る形式についてはパターン化するのもいいでしょう。
【解答】
- ア
- ウ
- ウ
- ア
- ア
- イ・ウ
- ウ
- ウ
- イ
- イ
【対策問題】二次関数の式を求めること
次の問いに答えよ。
- yがxの2乗に比例し、比例定数が5であるとき、yをxの式で表せ。
- yがxの2乗に比例し、x=-2のとき、y=16であるとき、yをxの式で表せ。
- yがxの2乗に比例し、x=3のとき、y=-6であるとき、yをxの式で表せ。
- yがxの2乗に比例し、x=-4のとき、y=-32である。y=-18のときのxの値を求めよ。
- yがxの2乗に比例し、x=3のとき、y=3である。x=-6のときのyの値を求めよ。
- yがxの2乗に比例し、比例定数が-2であるとき、yをxの式で表せ。
- yがxの2乗に比例し、x=-3のとき、y=18であるとき、yをxの式で表せ。
- yがxの2乗に比例し、x=4のとき、y=-4であるとき、yをxの式で表せ。
- yがxの2乗に比例し、x=-3のとき、y=-18である。y=-8のときのxの値を求めよ。
- yがxの2乗に比例し、x=6のとき、y=3である。x=-6のときのyの値を求めよ。
二次関数の式(放物線)とくれば、y=ax2とおき、与えられた値を代入することで、比例定数であるaを求めることで、2次関数の式を求めていきます。気を付けないといけないのは、xの値を代入するときは、2乗をしないといけないということです。2乗をするわけですから、その時点においては、符号はプラスとなります。
また、グラフから判断して2次関数の式を求めるときは、x、yの座標ともに、整数の座標でかつ数字が小さい(絶対値が小さい)ものを代入したほうが、計算が簡単で早く求められるので、そうしましょう。
■x、yの値を求める
式が与えられて、xやyの値を求めるときは、xの値は、±が答えとなります。最後は、平方根を利用した2次方程式を解くので、当然ですね。気をつけましょう。
以上が、2次関数の式を求める上で気をつけておきたいことです。
【解答】
- y=5x2
- y=4x2
- y=-2/3x2
- ±3
- 12
- y=-2x2
- y=2x2
- y=-1/4x2
- ±2
- 3
【対策問題】二次関数のグラフ上の座標を求める
次の問いに答えない。
- 関数y=2x2のグラフ上に、x座標が3で、y座標が正の数である点A がある。点Aのy座標を求めよ。
- 関数y=-x2のグラフ上に、x座標が4で、y座標が負の数である点A がある。点Aのy座標を求めよ。
- 関数y=2x2のグラフ上に、x座標が負の数で、y座標が18である点A がある。点Aのx座標を求めよ。
- 関数y=-x2のグラフ上に、x座標が正の数で、y座標が-36 である点A がある。点A のx座標を求めよ。
- 関数y=2x2のグラフ上に、ある座標は、次のうちどれか選びなさい。ア (2,8) イ (-2,4) ウ (2,4)
- 関数y=-x2のグラフ上に、ある座標は、次のうちどれか選びなさい。ア (3,-9) イ (3,6) ウ (-2,4)
- 関数y=-2x2のグラフ上に、ある座標は、次のうちどれか選べ。(-3,-18) イ (-2,-18) ウ (2,8)
- 関数y=ax2のグラフ上に(3,-9)がある。このときa の値を求めよ。
- 関数y=ax2のグラフ上に(2,8)がある。このときa の値を求めよ。
- 関数y=ax2のグラフ上に(3,-3)がある。次の点のうち、このグラフ上にあるのはどれか選べ。ア (6,-12) イ (6,-2) ウ (-9,2)
y=ax2の式に、わかっているxまたはyの座標を代入することで、求めることができます。注意点
- 座標は、分数の時もあれば、平方根(ルート)になるときもあります。
- y座標を代入して、x座標を求めるとき、答えは±。つまり、プラスとマイナスがあります。両方答えになるときもあれば、x>0と条件があることきなどは、答えに合わない解も存在しますので気をつけましょう。
【解答】
- 18
- -16
- -3
- 6
- ア(2,8)
- ア(3,-9)
- ア(-3,-18)
- -1
- 2
- ア (6,-12)
【対策問題】二次関数の変域
次の問いに答えよ。
- 関数y=x2について、xの変域が2≦x≦4のとき、yの変域を求めよ。
- 関数y=x2について、xの変域が-2≦x≦4のとき、yの変域を求めよ。
- 関数y=x2について、xの変域が-4≦x≦2のとき、yの変域を求めよ。
- 関数y=x2について、xの変域が-4≦x≦-2のとき、yの変域を求めよ。
- 関数y=-2x2について、xの変域が1≦x≦2のとき、yの変域を求めよ。
- 関数y=-2x2について、xの変域が-1≦x≦2のとき、yの変域を求めよ。
- 関数y=-2x2について、xの変域が-2≦x≦1のとき、yの変域を求めよ。
- 関数y=-2x2について、xの変域が-2≦x≦-1のとき、yの変域を求めよ。
- 関数y=ax2のxの変域を-2≦x≦1のときのyの変域がb≦y≦8になる。このとき、a、bの値を求めよ。
- 関数y=3x2で、xの変域が-2≦x≦aのとき、yの変域がb≦y≦27となった。このとき、aの値とbの値を求めよ。
6パターン存在します。<y=ax2でa>0のとき>
- xの変域(正の数≦x≦正の数)⇒yの変域(正の数≦x≦正の数)
- xの変域(負の数≦x≦正の数)⇒yの変域(0≦x≦絶対の大きい方を代入した値)
- xの変域(負の数≦x≦負の数)⇒yの変域(正の数≦x≦正の数)
<y=ax2でa<0のとき>
- xの変域(正の数≦x≦正の数)⇒yの変域(負の数≦x≦負の数)
- xの変域(負の数≦x≦正の数)⇒yの変域(絶対の大きい方を代入した値≦x≦0)
- xの変域(負の数≦x≦負の数)⇒yの変域(負の数≦x≦負の数)
【解答】
- 4≦y≦16
- 0≦y≦16
- 0≦y≦16
- 4≦y≦16
- -8≦y≦-2
- -8≦y≦0
- -8≦y≦0
- -8≦y≦-2
- a=2 b=0
- a=3 b=0
【対策問題】二次関数の変化の割合
次の問いに答えなさい。
- 関数y=2x2について、xの値が2から4まで増加するときの変化の割合を求めよ。
- 関数y=ax2についてxの値が1から3まで増加するときの変化の割合が8であった。このときaの値を求めなさい。
- 関数y=x2で、xがaからa+1まで増加するときの変化の割合が7であった。aの値を求めよ。
- 関数y=2x2について、xの値が2から4だけ増加するときの変化の割合を求めよ。
- 高いところから物を自然に落とすとき、落ち始めてからx秒後までに落ちる距離をymとすると、y=5x2という関係がある。落ち始めてから4秒後までの平均の速さを求めよ。
- 関数y=1/3×2(3分の1x2乗) について、xが3から9まで増加するときのyの増加量を求めよ。
- y=x2において、xが2から まで変化したときの変化の割合が6であった。aの値を求めよ。
- 関数y=ax2について,xの値が-1から4まで変化するときの変化の割合が,y=-3x+2の割合と等しいとき、aの値を求めなさい。
- xの値が2から4まで増加するとき,2つの関数y=ax2とy=12xの変化の割合が等しくなるようなaの値を求めなさい。
- 関数y=2x2においてxの値が1から3まで増加するときの変化の割合と関数y=ax2においてxの値が-1から3まで増加するときの変化の割合が等しいとき,aの値を求めなさい。
■2次関数の変化の割合の求め方
- 変化の割合=yの増加量/xの増加量
- yの増加量=変化の割合×xの増加量
2時間数の場合、変化の割合の公式をさらに応用して、y=ax2でxがnからmまで増加するときの変化の割合は、
- 変化の割合=a(n+m)
となる。
<例題>
y=2×2でxが-2から5まで増加するときの変化の割合を求めなさい。
<解答>
変化の割合=a(n+m)=2(-2+5)=6
【解答】
- 12
- 2
- 3
- 16
- 20
- -24
- 4
- -1
- 2
- 4
【対策問題】二次関数の利用
ボールが落下するとき、落下しはじめてからの時間をx秒、その間に落下する距離をymとすると、yはxの2乗に比例します。次の問いに答えなさい。
(1)0.4秒後に落下した距離は0.8mでした。x,yの関係を式に表しなさい。
(2)2.0秒後、ボールは何m落下するか求めなさい。
【解答】
(1)0.4秒後に落下した距離は0.8mでした。x,yの関係を式に表しなさい。
yはxの2乗に比例するので、y=ax2にxとyの値を代入する。
0.8=a×(0.4)2
a=5
よって、y=5x2
(2)2.0秒後、ボールは何m落下するか求めなさい。
(1)より、y=5×2のxに2.0を代入すると、
y=5×(2.0)2
=20
20m落下する。
【対策問題】いろいろな関数
次の表は郵便局の料金表です。これについて、次の問いに答えなさい。
(1)郵便物の重さが800gのとき、料金はいくらですか。
(2)郵便物の重さがxkgに対する料金をy円とするとき、xの変域が1<x≦2のとき、yの値を求めなさい。
【解答】
(1)郵便物の重さが800gのとき、料金はいくらですか。
800gは1kgまでの区分にあてはものは600円である。
(答え)600円
(2)郵便物の重さがxkgに対する料金をy円とするとき、xの変域が1<x≦2のとき、yの値を求めなさい。
1<x≦2は1kgを超え、2kgまでの区分を表しているので、y=870
(答え)y=870
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