中2理科「刺激と反応のテストでよく出る問題」です。中学2年生の理科で学ぶ「刺激と反応」は、体がどのように外界からの刺激を受け取り、それに応じて行動するのかを理解する重要な単元です。目や耳、皮膚といった感覚器官の役割や、それらからの情報がどのように脳や神経を通じて伝わるのかをしっかり把握することが、テスト対策のポイントになります。特に、神経の種類や反射の仕組みについては頻繁に出題される内容です。
この記事では、テストでよく問われる問題を例に挙げながら、重要なポイントをわかりやすく解説します。「刺激と反応」の仕組みを確実に理解して、テスト本番に備えましょう!
神経系と反射のテスト対策問題
図は、ヒトの神経のようすを表したものである。次の問いに答えなさい。
(1)図で、D、Eをそれぞれ何というか。
(2)脳やせきずいからできている神経を何というか。
(3)「熱いものにうっかり手が触れてしまい、手を引っ込めた。」このとき、手が皮膚が刺激を受けてから腕の筋肉が反応するまで、信号がどのように伝わっているか。AからFの必要な記号を→を用いて答えなさい。
(4)(3)のように、刺激に対して意識とは関係になく起こる反応を何というか。
(5)次のア~エの反応のうち、(4)のように無意識に起こる反応を、すべて選びなさい。(完答)
ア 左腕にカ(蚊)がとまったので、右手でそのカ(蚊)をたたいた。
イ 口の中にパンを入れると、だ液が出てきた。
ウ 携帯電話が鳴ったので、急いで電話に出た。
エ トンネルに入った瞬間、ひとみが広がった。
(6)(4)のように無意識に起こる反応は、動物が生活するときに、どんな点で役に立っているか。「危険」「体のはたらき」という語を使って、簡潔に説明しなさい。
【問2】次の図を見て、問いに答えなさい。
(1) 図は、ヒトの目の断面を示したものである。ア~ウをそれぞれ何というか。
(2) 目に入る光の量を調節するのは、ア~ウのどの部分か。
次の問いに答えなさい
(3) 草食動物の目のつき方は、前向きか、横向きか。
(4) 鼻は、何の刺激を受けとるか。
(5) 脳とせきずいからなる神経を何というか。
(6) 感覚器官から中枢神経に信号を伝える神経を何というか。
(7) 中枢神経から運動器官に信号を伝える神経を何というか。
(8) 刺激に対して無意識に起こる反応を何というか。
(9) 筋肉の端にあるけんは、関節をへだてて何についているか。
神経系と反射のテスト対策問題の解答
【問1】
(1)D感覚神経 E運動神経
(2)中枢神経
(3)皮膚→D→C→E→筋肉
(4)反射
(5)イ・エ
(6)危険から身を守ったり、体のはたらきを調節するのに役立っている。
(1)感覚器官…外界からの刺激を受けとる器官。(例)目、耳
(2)中枢神経…脳とせきずいからなる。判断や命令を行う。
(3)末しょう神経…中枢神経から枝分かれして全身に広がる。
・感覚神経…感覚器官から中枢神経に信号を伝える神経。
・運動神経…中枢神経から運動器官に信号を伝える神経。
(4)反射…刺激に対して無意識に起こる反応。
(5)運動のしくみ…筋肉の端のけんは関節をへだてて骨についていて、筋肉が縮むと関節の部分で曲がる。
【問2】
(1)㋐虹彩 ㋑レンズ ㋒網膜
(2)㋐
(3)横向き
(4)におい
(5)中枢神経
(6)感覚神経
(7)運動神経
(8)反射
(9)骨
感覚器官は、外部からの刺激を受け取り、それを電気信号として脳に伝える役割を持つ器官です。主な感覚器官には、目(視覚)、耳(聴覚)、鼻(嗅覚)、舌(味覚)、皮膚(触覚)があります。目は光を感じて視覚情報を捉え、耳は音を感じて聴覚情報を伝えます。鼻はにおいを、舌は味を感じ取り、皮膚は温度や圧力、痛みなどを感知します。これらの感覚器官を通じて、生物は環境に適応し、生存に必要な行動を取ることができます。神経系は、外部からの刺激を受け取り、適切な反応を引き起こすための情報伝達ネットワークです。神経系は中枢神経(脳と脊髄)と末梢神経(全身に広がる神経)に分かれます。神経細胞(ニューロン)は、電気信号を使って情報を伝達します。刺激が感覚器官で受け取られると、感覚神経を通じて脳や脊髄に信号が送られ、そこで処理された後、運動神経を通じて筋肉や内臓に命令が伝えられます。この仕組みにより、生物は迅速かつ適切に環境に反応できます。
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