中1理科「大地の変化の対策問題」ポイント解説付です。
大地の変化の対策問題
次の図を参考に問いに答えなさい。
(1)図のような地層の曲がりを何というか答えなさい。
(2)(1)は、㋐㋑のどちらの向きに力を受けたときにできるか答えなさい。
(3)土地が大きな力を受けて盛り上がることを何というか答えなさい。
(4)土地が大きな力を受けて沈むことを何というか答えなさい。
(5)土地が隆起などによって、海外沿いにできた階段状の地形を何というか答えなさい。
(6)プレートとは何か、簡潔に説明しなさい。
(7)日本海溝はどのような場所か。「大陸プレート」「海洋プレート」という語を使って説明しなさい。
(8)日本では震源は、日本海溝を境にしてどのように分布しているか答えなさい。
(9)プレートの境界で起こる地震はどのようにして起こるか。「大陸プレート」「海洋プレート」という語を使って説明せよ。
(10)海嶺とはどのような場所か。「マグマ」「海洋プレート」という語を使って説明しなさい。
大地の変化の対策問題の解答
(1)しゅう曲
(2)㋑
(3)隆起
(4)沈降
(5)海岸段丘
(6)地球の表面をおおう板状の岩石の層。
(7)大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込んでいる場所。
(8)日本海溝を境にして、日本海側に多く、震源の深さは太平洋側で浅く、日本海側で深くなっている。
(9)大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込み、大陸プレートが引きずり込まれひずみが生じ、反発するときに起こる。
(10)地下からマグマがわき上がってきて、海洋プレートがつくられている場所。
大地の変化のポイント
しゅう曲や断層などの原因となる地殻変動。
しゅう曲
地層の横方向からおしあう力がはたらき、地層が波打った状態になったもの。
断層
地層がある面を境にくいちがった状態になったもの。
<地層の重なり合う方>
- 整合…堆積が連続して行われる→地殻変動を受けなかった。
- 不整合…堆積に時間的中断があるもの→地殻変動を受けた。
露頭
がけや切り通しのように、地層の断面のようすが直接みられる所。
地層累重の法則
ふつう、下にある地層ほど古く、上にある地層ほど新しい。地層の対比は、各地点で柱状図をつくり、かぎ層を基準にして比べる。
地層断面図の見方
しゅう曲、隆起、断層、沈降、不整合になり、隆起という手順をとることが多い。
プレートの動き
弧状列島は、弓のような形をした列島で、大地の変動が激しく地震や火山が多いのが特徴です。
- 海溝…海底にある大きな溝
- 海嶺…海底にある大きな山脈
- プレート…地球の表面をおおう70~100kmある固い岩盤。プレートは、海嶺で生まれ、海溝に沈み込んでいる。
プレートの生まれる海嶺とプレートが沈みこみ海溝が各プレートの境である。日本付近には弧状列島が並び、それにそうようにプレートとプレートの境と海溝がある。ヒマラヤ山脈には、インド半島をのせたプレートが、約4000万年前にユーラシア大陸をのせたプレートに衝突して、海底の地層を押し上げられてヒマラヤ山脈ができたと考えられている。
コメント