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中学地理「関東地方の特徴まとめ」定期テスト対策頻出問題付き

関東地方アイキャッチ画像 中学地理
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関東地方は、日本の首都・東京を含む地域であり、経済や交通の中心として重要な役割を持っています。中学地理のテストでは、関東地方の地形や気候、産業、人口の特徴などが頻出ポイントとしてよく出題されます。この記事では、関東地方の重要ポイントを押さえつつ、よく出る問題をピックアップしています。テスト対策に役立つ内容をまとめているので、しっかり復習して得点アップを目指しましょう!

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関東地方の概要

関東地方地形
日本最大の関東平野を利根川が流れる。

  • 地形…関東地方の約半分が関東平野。北部と西部に山地が広がる。
  • 平地…日本で最も広い関東平野。火山灰が堆積した関東ロームの台地と川沿いの低地。
  • 河川…流域面積日本一の利根川、荒川などが流れ、川に沿った低地は水田地帯が広がる。

関東地方の気候

気候は、大部分が太平洋側の気候。冬はからっ風と呼ばれる北西の季節風の影響で乾燥し晴れた日が多い。都市部では気温が周辺より高くなるヒートアイランド現象が見られる。

関東地方の農業

関東地方の農業産出額の割合グラフ
東京周辺で近郊農業。周辺の高冷地では、高原野菜の抑制栽培。千葉県、茨城健は、全国有数の野菜の産地。群馬県で高原野菜の輸送園芸農業を実施。

関東地方の工業

工業は、日本の工業生産額の約3割を占める京浜工業地帯。東京湾岸部を中心に広がる機械工業の割合が高く、東京都には出版印刷業が集中。北関東工業地域は、機械工業が発達。埼玉・群馬・栃木・茨城に工業団地が点在。京浜工業地帯の全国の工業生産額に占める割合は近年低下。

北西山ろくの機業地帯

蚕をかって、まゆをとり (養蚕業)、このまゆから生糸をとり(製糸業)、その生糸を織って布にする(組織 物業= 機業)。製糸業はかつて付近に養蚕地帯をひかえた前橋・富岡(群馬県)や熊谷(埼玉県) に、絹織物業は足利(栃木県)、桐生・伊勢崎(群馬県) 秩父(埼玉県)、結城(茨城 県) 八王子(東京都)などに発達してきた。最近では、これにかわり、電機、自動車、金属、食料品などの工 業が発展している。

関東の人口

関東地方には人口が集中し、首都東京に機能が集まる。人口は、日本の人口の約1/3が関東地方で生活。郊外から多数の人が都市に通勤通学。郊外の多くの都市は昼間人口が少ない。

東京大都市圏

日本最大の都市圏。5つの政令都市があり、都市問題が深刻。首都東京は、国会議事堂、官庁などが中枢機能が集中。金融・建築・報道機関・出版社も多い。都市機能の分散化で、横浜みなとみらい21・幕張新都心・さいたま新都心を建設。都市問題を解決するため再開発の政策進んでいる。

武蔵野

埼玉県南部から東京都にかけて広がる台地。 関東ロームとよばれる火山灰の層があって水の便がわるく、飲み水にも苦労した。その後、玉川上水など多くの用水路がひかれ、開拓が進んだ。近くに大都市東京をひかえ、野菜・植木・草花作りがさかん。

世界と日本を結ぶ窓口

  • 世界の窓口…成田国際空港・東京港・横浜港は、日本有数の貿易港。成田国際空港には外国人が多く訪れる。日本の中心の関東地方から全国に向かって高速道路鉄道が放射線状にのび、人や物の移動の中心となっている。
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【対策問題】関東地方の定期テスト

次の地図を見て、各問いに答えなさい。
関東地方の工業分布

(1)地図中のA~Cの工業地帯・工業地域名を答えなさい。※工業地帯、工業地域の区別をしっかりとつけること。

(2)次のグラフのA~Cは、それぞれ地図中のA~Cの工業生産額を示している。次の文中の( ① )~( ③ )に適する語句を、グラフ中から選んで書きなさい。
関東地方の工業生産割合グラフ

(文中)臨海部のAは、B,Cと比べて金属や( ① )の割合が高い。東京を含むBは、情報の発信地であることから( ② )業が発達している。内陸部のCは、A,Bと比べて食品の割合が高く、( ③ )の割合が半分近く占めている。

(3)内陸部のCに多い、工場を計画的に集めた地域を何というか。

(4)次のグラフを見て、ほうれんそう、ねぎの産地を地方別に分類すると、何地方が最も大きい割合を占めているといえるか。
野菜の産地グラフ

(5)都市の近郊で野菜などを生産し、都市へ出荷する農業を何というか。

(6)関東地方では、埼玉、千葉、茨城などが(5)が盛んであるが、それはなぜか。その理由を説明しなさい。

【解答】関東地方の定期テスト

(1)
A京葉工業地域
B京浜工業地帯
C北関東工業地域

(2)
①化学
②印刷
③機械

(3)工業団地

(4)関東地方

(5)近郊農業

(6)大消費地に近いから。

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