中2理科「1学期期末対策テスト問題」です。
【テスト範囲】化学変化
※テスト範囲が異なるときは、下の表から該当するからチャレンジしてください。
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中1理科 1学期期末 | 生物「生物の観察」「植物のなかま」 |
中1理科 2学期中間 | 化学「気体の性質」「物質の状態変化」「水溶液」 |
中1理科 2学期期末 | 物理「光」「音」「圧力」 |
中1理科 3学期学年末 | 地学「火山」「地震」「地層」「大地の変動」 |
中2理科 1学期期末 | 化学変化と原子・分子 |
中2理科 2学期中間 | 生物「動物の特徴・血液の循環・消化や吸収・刺激と反応」 |
中2理科 2学期期末 | 生物「動物のはたらき」、物理「電流と回路・オームの法則」 |
中2理科 3学期学年末 | 物理「電流と磁界」、地学「気象観測」「天気の変化」「日本の気象」 |
中3理科 1学期期末 | 生物「生殖」「遺伝」「食物連鎖」「炭素の循環」 |
中3理科 2学期中間 | 物理「運動」「仕事」「エネルギー」 |
中3理科 2学期期末 | 化学「イオン」「中和」、地学「天体」 |
1学期期末対策テスト問題(中2理科)
<問1>マグネシウムの粉末3.0gをステンレス皿に入れ十分に加熱した。1回加熱するごとに質量を測定し、これを質量が変化しなくなるまでくり返した。次の図は、その結果をまとめたものである。これについて、次の問いに答えなさい。
⑴ 加熱後にできた物質を何といいますか。
⑵ 3.0gのマグネシウムのすべてが,酸素と化合し終わったのは,何回加熱したときですか。
⑶ 1.5gのマグネシウムと化合する酸素の質量は何gですか。
⑷ マグネシウムと酸素はどのような割合で化合しているか。最も簡単な質量比を答えなさい。
⑸ 4.5gのマグネシウムの粉末を用いて同じ実験を行った。4.5gのマグネシウムのすべてが酸素と化合すると,反応後にできる物質の質量は何gになるか
<問2>空気中で金属を加熱するとどうなるかを調べるために、マグネシウムリボンとスチールウール(鉄)を用いて実験を行った。文章(実験経過)を読み、次の問いに答えよ。
<手順>
- マグネシウムリボンをピンセットではさんでガスバーナーの炎に入れ、火がついたことを確認したあと、ガスバーナーの炎から話してステンレス皿の中で完全に燃やし、燃焼後にできた物質を物質Pとします。
- 電子でんびんにアルミニウムはくでつくったさらにのせ、スチールウール(鉄)を1.0gはかりとってうす広げ、スチールウール(鉄)に火をつけて完全に燃やし、燃焼後にできた物質を物質Qとします。
- 部室PとQが冷めてから、それぞれの表面のようすを調べます。
- 電子でんびんで物質のQの質量をはかり、熱量前のスチールウール(鉄)の質量を比べます。
- うすい塩酸をいれた試験管を4本用意し、加熱していないマグネシウムリボン、物質P、スチールウール(鉄)、物質Qをそれぞれ入れたときのようすを調べます。
<結果>
- マグネシウムリボンとスチールウール(鉄)をそれぞれ加熱すると、どちらも熱と( ア )を出して燃えた。
- 物質Pは白色、物質Qは黒色で、どちらも金属光沢がなくなっていた。
- 電子てんびんで物質Qの質量をはかると( イ )、
- 加熱していないマグネシウムリボン、物質P、スチールウール(鉄)、物質Qをうすい塩酸にいれたとき、気体が発生するものと、気体が発生しないものとがあった。
<考察>
- マグネシウムやスチールウール(鉄)は、加熱により別の物質に変化したことがわかった。
(1)次のア~エのうち、電子てんびんの使い方として適切でないものを1つ選びなさい。
ア 水平な台の上に置いて使う。
イ はかるものをのせてから、表示の数字を0にする。
ウ 粉末の資料を質量をはかりとるときは、試料を薬包紙の上にのせる。
エ 液体の質量をはかるときは、液体を容器に入れてはかる。
(2)文中の(ア)にあてはまる語句を漢字で書け。
(3)文中の(イ)にあてはまる、物質Qの質量について正しく述べたものを、次のア~ウより1つ選び答えよ。
ア 1.0gより大ききなっていた。
イ 1.0gより小さくなっていた。
ウ 1.0gのままであった。
(4)下線部で気体が発生したのは、うすい塩酸にどの物質を入れたものか。次のア~エよりすべて選べ。
ア 加熱していないマグネシウムリボン
イ 物質P
ウ 加熱していないスチールウール
エ 物質Q
<問3>次の実験について、あとの問いに答えなさい。
黒色の酸化銀を試験管に入れ、次の図の装置で加熱した。一定量の気体が集まったところで、加熱をやめた。加熱後の試験管には白色の物質が残っていた。
(1)試験管に集まった気体は何か。化学式で書きなさい。
(2)試験管内に残っていた白色の物質が、酸化銀とは別の物質であることを確かめる方法を、次のア~エから1つ選びなさい。また、その方法でどのようなことが確認できるか。
ア 水を加えた後、フェノールフタレイン溶液を加える。
イ 磁石を近づける。
ウ 薬さじなどのかたいものでこする。
エ 塩化コバルト紙をつける。
<問4>酸化銅と炭素の混ぜ合わせた混合物を加熱したときに起こる変化について調べる実験を行った。下の( )内は、その実験の手順と結果の一部です。
<手順>
- 酸化銅の粉末6.00gと炭素の粉末0.45gを、乳鉢と乳棒を用いてよく混ぜ合わせた。
- 1の混合物を試験管Aに入れ、ガスバーナーで加熱した。
- 気体の発生がみらてなくなったところで加熱を止め、試験管A内に残った物質の質量を調べた。
- 酸化銅の粉末の質量は6.00gのまま変えずに、炭素の粉末の質量だけを0.45gから0.15gずつ少なくしたり多くしたりして1~3と同様のことを行った。
<結果>
混ぜ合わせた炭素の粉末の質量(g) | 0.15 | 0.30 | 0.45 | 0.60 | 0.75 |
試験管A内に残った物質の質量(g) | 5.60 | 5.20 | 4.80 | 4.95 | 5.10 |
酸化銅の粉末6.00gと炭素の粉末0.45gを混ぜ合わせて加熱したとき、混合物は完全に(過不足なく)反応した。
(1)酸化銅に起こった化学変化を、炭素に起こった化学変化に対して何というか・
(2)( )に適当な数値を入れよ。酸化銅の粉末6.00gと炭素の粉末0.45gを混ぜ合わせて加熱したとき、加熱を初めてから混合物が完全に反応を終えるまでに、( )gの気体が発生したと考えられる。
(3)酸化銅の粉末6.00gと炭素の粉末0.30gを混ぜ合わせて、気体が発生しなくなるまで加熱したとき、試験管A内に残った固体の物質は何か。簡潔に書きなさい。
<問5>次の図のような装置を使い、塩化銅水溶液の電気分解を行った。次の問いに答えなさい。
(1)陰極には何色の物質が付着したか、答えなさい。
(2)電源装置の電圧を上げていくと、陽極のようすはどのように変わるか、答えなさい。
(3)この実験の化学変化を化学反応式で表しなさい。
(4)この実験をずっと続けていくと、水溶液の色はどうなりますか、答えなさい。
(5)(4)のようになるのはなぜか、答えなさい。
1学期期末対策テスト問題(中2理科)の解答
<問1>
(1)酸化マグネシウム
(2)3回
(3)1.0g
(4)マグネシウム:酸素= 3:2
(5)7.5g
<問2>
(1)イ
(2)光
(3)ア
(4)ア、ウ
<問3>
(1)O2
(2)記号:ウ 記述:金属光沢(金属特有のかがやき)が現れる。
➋火を消す前に、ガラス管を水槽の水の中から取り出しておく。→理由:水槽の水が逆流し、試験管が割れるのを防ぐため。
<問4>
(1)還元
(2)1.65 (加熱前の全体6.45g-試験管A残った物質(銅)4.80g=1.65g)
(3)酸化銅と銅
<問5>
(1)赤褐色
(2)発生する気体が増える
(3)CuCl2→Cu+Cl2
(4)青色がうすくなる
(5)水溶液中に銅イオンが銅原子になり、水溶液中から減少されるから。
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